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基本のブリッジを使ったら

日本手芸普及協会のタティングレースのレッスンは、まず色違いの2本を使って、ブリッジ(チェイン)の練習から始まります。
表目、裏目の指の動き、糸がくるっと入れ替わってシャトルの糸が芯になる。
そこをしっかりマスターしてもらってから、ピコの作り方に行きます。
慣れて来たら、やっとリングを作ることになりますが、2時間ではスムーズにリングにたどり着かない方もいらっしゃいます。

以前の体験レッスンでは、レースの9種類の説明から始めるとそれだけで時間を取ってしまうので、とっつきやすいクロッシェか、タティングという形でやってきていましたが、せっかくだから、タティングを知ってもらおうと、なるべくタティングでと言う方向で行ってきました。
しかし、タティングがまだ知名度が低いので「かぎ針かと思って来たのに」という方もいらっしゃいました。
「取り敢えずやってみましょう」という事でも、進度は人に寄ってかなり違います。ですので、なるべく2時間のうちにたどり着きやすい、基本のブリッジを使った小物を考えました。
リングにたどり着ける方はブローチの作り方も付けてと準備をして来ました。
ブリッジだけでは小物にならないので、既成のレースに繋ぐ形で、それを縫い付ける(そこは帰宅されても出来るように、見本も作っておきます)
既成のレースは2009年から愛用している「比較的安くて、生徒さんが自分でも買える物、(同じ物を作りたい時に買う事が出来る一般的な物が望ましいです)両側に編み付ける事が出来るもの」です。

本家サイトのニードルワーク番外編、
2010年春のオヤの展示会用の作品に(サイトアップしたのは展示会後の2010年5月)使いましたし、
2011年秋から始まった小物レッスンのバネ口のポーチにもあしらってあります。
Komono

レースを既成の布、ハンカチ、レース、リボンに編み付けるという物は昔からありますし、ごく一般的に行われています。昔はガーゼハンカチにかぎ針でレースを編んだものですし、穴を開けてあるレースを付ける専用のドイリー用布、ハンカチも販売されて、これを使った作品も作っています。
レースを作ってからカットワークで付ける手法は、ある程度作品が出来るようになったら指導しています。ボタンホールステッチを使う方法は、バテンレース、ニードルレースでも使いますので、いい練習にもなりますし。

さて、気に入って使っている既成レースに基本のブリッジを付ける物を作ったら、「同じデザインを使われた」と言われた訳で。
たまたま以前レッスンをしていた場所で店主がタティングを習い始めたという事でお名前だけは存じていた方からのクレームということで、最初びっくりして、本部から画像を削除して欲しいと言う話があったので、?と思いつつ、「基本の物なんですけど」という話をしたのですが、そこはどうもすっとばされたようです。私の言葉足らずということだったのでしょうね、もっとしっかり主張した方が良かったのかしら。誰でも考え付く程度の基本パターンですが、言った者勝ちだったら悲しい事です。

木曜日はあまりのアクセス数に驚き、こういうクレームがありますというので「そういう話が流れているのか」と分かったので、追記として、体験レッスンの記事に同じ構造で……という事も書いたのですが、ストレスなのでしょうか、頭痛と耳鳴りが再発し、こういう形のまま気持ちよくレッスンを行えるかというと、自信がありません。
結局、レッスン自体を辞退することにしました。申し込みをしていただいた方にはご迷惑をおかけします、大変申し訳ありません。
つきみ野カルチャーさんにおいても、去年からお話をいただいて、店舗の空き日程と私の予定がなかなか合わず、開講が半年遅れることになりました。いろいろ打ち合わせをして尽力いただいたのですが、こういうことになり、つきみ野店長様に大変申し訳なく思っております。

朝までほとんど眠れなかったのは、久しぶりです。
金曜は一日レース講座でしたので、朝の電車でしっかり眠って(^^; 気持ちを切り替えようと思ったのですが、ほとんど眠れず。やっと夕方、帰りに睡眠を確保した感じです。
未だに耳鳴りが続いています。こんなに繊細だったっけと自分にびっくりしている次第です。

長々した文章に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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コメント

チャップーさん(^^)
コメントありがとうございます。
プライベートでも沢山のご意見を頂いています。
オリジナル、意匠、著作権、まだまだ手工芸の世界では曖昧な物が沢山あるようですよね。
自分が思いつく程度の物は、誰かも思いつく。
ただでさえ、構造が単純な「表目、裏目」で出来ている物です。基本レッスンは変えようがありません。
講師資格を出す事の出来るものとして、自分の芯はしっかりしておかないといけないなと実感しています。
あれが苦手、これは好きとか言っていられない(^^;;;
一人一人の生徒さんを大事に、一緒にレースを楽しんでいこうと思っています(^^)

投稿: NARU | 2012/06/14 20:59

NARUさん、今晩は。
嫌な思いをしちゃったですね。
それにしても、そのクレーマー、「オリジナル」をなんだと思っているのでしょう?
既成のレーステープでしょ?
基本のブリッジでしょ!
NARUさんが引っ込めたなんて納得できません!
基本のブレードなんて、かぎ針でいうところの松編みや方眼編みのようなものでしょ!
こんなことに煩わされないで活躍していってください!

投稿: チャップー | 2012/06/14 19:55

Erkkiさん(^^) piyoさん(^^)

コメントありがとうございます。
以前、オヤレッスンを受け、タティングレッスンをしていたお店の店頭で、編みぐるみやニットの作品に混じって、まだまだマイナーなタティングの作品があり、「あ、タティングレースの作家さんもいるんだ(^^)」と嬉しく思ったんですよ。
お名前は知っていましたが、お顔までは分からない方なのですが。
店頭の作品は見ましたが、レッスン内容なんて、全然知りませんでした。
カルチャー本部から店長経由でいきなり「画像を削除して下さい」という連絡で、素直に消してしまったのが悪かったんでしょうね。piyoさんのお知り合いも大変でしたね。今の私にはよくわかります。

今日は一日打ち合わせでした。
やらなくちゃいけない事が、また増えてしまいましたので、締め切りに間に合うように消化していきたいと思います。
睡眠も取れるようになって来たし、頭痛は治まって来ました。
明日からまたレッスンが続きます、頑張ろう(^^)

投稿: NARU | 2012/06/10 19:49

この手の話、最近多いですね。ネット販売の作品を別の人にコピーされて、クレームを出したら逆に「こちらが先に出した」と言われた人もいるそうです。コピーされた方はブログに作品をアップしてたそうですが、相手が少々有名な方だったらしく、そのアップしたブログを削除したので、証拠も何もなくなってしまい泣き寝入り…「先に主張した方がオリジナルになるの?」って訴えてました。。。
どの世界でも基本は一緒でしょう?編み物だってパッチワークだって…もちろんワタシのやってるテディベアやぬいぐるみだって同じ。
過去の先達が作り出したものをベースに自分のカラーを出しているようなもの。それを覆されるようなことですよね。
やはりパターンやキットを製作した場合は、日付などの記録を残しておくべきなのかな?
ちょっと辛い経験でしたね。。。

投稿: piyo-bear | 2012/06/10 07:30

大変でしたね。

実は、ツイッターで読んで、思わず突っ込みいれたくなりました。
かぎ針とタティングにある程度精通してる人なら誰でもあのパターンは思いつくんじゃね?って。要するに思いつくのは彼女とNaruさんだけじゃないと思うんですよ。他にもあの手のパターンのモノを出してる人は探せばいるハズ。
彼女は「タティングでやったのは私だけ」と言いたいのだろう(=だからクレームつけた)が、残念ながらそれは無茶。そもそもトーションレースや穴あきレースにクロッシェを編み出したパターンは昔からあるし、本にも載ってるしキットも売ってる。だけにタティングをやる人の中には「じゃそれをタティングでやればどうなる???」と言う事を思いつく人間の一人や二人(いやそれ以上)いてむしろ当たり前だろう。
で、オリジナルを主張できるなら、そのパターンのブリッジの出し方(幅と高さ)とか仕立て、ビーズを入れたりなどのアレンジ部分なのではないかと。

あれを「オリジナル」でゴリ押しされちゃうともう何も「オリジナル」と名乗れなくなる。
グラニースクエアやノルディックパターン、ネット編みとかも「オリジナル」と言えなくなる。
こういうのは配色と仕立てがオリジナルと言える部分なんだろう。中でも配色や仕立てに凝っててそこが完全にコピーされてたら、クレームつけてもまだ通ると思うが、そうでもない限り無理だと思う。
トラディショナルパターンの場合、それこそいろんな人が配色や仕立て違いで色々なモノを作ってる。それがそれぞれに味わいがあり…まさに競演だろう。

お大事にしてください。

投稿: Erkki | 2012/06/09 22:49

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